信用取引を始めるために必要なこととは?

信用取引独特のシステムについて理解する

信用取引は、レバレッジによって資金の3倍前後の取引ができる、株を証券会社から借りることで売りからも始めることができるといった点から、現物取引の幅を広げてくれる有用な株取引の手法です。 しかし、その「証券会社から借りた株を運用する」という独特の仕組みから、現物取引では見られない構造や規制が存在します。中には資産状況に直結するものもあるため、実際に信用取引を始める前にしっかり把握しておきましょう。特に重要なのが手数料や金利といったランニングコストです。信用取引には現物取引とは違う独自の手数料がかかる一方で、株を借りたことに対する金利が日割りでかかってくるため、現物取引よりもシステム利用のための費用が割高だと言えます。こうしたランニングコストが資産を圧迫しないように必要な知識や計算方法を持っておくことが、信用取引を始める際に求められます。

現物取引よりも高い損切意識と相場観が必要

信用取引は証券会社から株を借りることで、利益を倍々で拡大させることができます。しかし逆を言えば、それは損失も倍々で増えていくということです。信用取引は現物取引よりもハイリスク・ハイリターンであるため、損失を膨らませるような考えや行動は現物取引以上にご法度です。 そのためにはしっかりとした損切を意識し、厳密な行動基準を定めておく必要があります。信用取引を始めるに当たっては、少しでも意に反したら切るという株取引の鉄則を確実に実行できるようになっておかなければなりません。また、こうした損切の基準を導くための相場観も備えておく必要があります。どの証券会社でも、信用取引のための口座を開設するために一定度の現物取引の経験が求められるのは、このためなのです。